Potter Gallery

陶芸家紹介

Ito Taketoshi

伊藤 剛俊

陶歴

  • 益子で独立

  • 大学中退後、益子の製陶所に勤める

  • 埼玉県生まれ

調和を求めて

・建築から陶芸へ
建築を学ぼうと大学に入りましたが、建築は対象の規模が大きすぎ、もっと身近で、自分の手で作れるものを学びたいと思いました。
大学に通いながら、次第に家にある器への関心が強くなり、料理を作るのも好きだったので、 いくつかの窯場を訪れるようになりました。
しかし、窯元の世襲制があったり、弟子を取らない作家だったりで、条件に合うところが見つかりませんでした。
そんなとき、縁あって益子の製陶所に入ることができました。
ここでは4年ほど集中してロクロを引き、思った形が存分に作れるようになりましたので、自由に作陶するため独立しました。
製陶所では益子の伝統的なものを中心に制作しました。
益子の土もおもしろいのですが、独立してからは白い器が作りたくなり、イメージを形にするため、今は磁器土を使うことが多くなりました。
・紋様の作品
白地の器に赤絵を施していたら、紋様のバランスがすごく難しく、思い通りにならないことがありました。
気持ちを発散するように、丸い形をバッと描いて、それに意味をつけていきました。
そうしたら、丸を複合化した紋様ができたのです。
紋様による繊細な表情をつくり、全体の形と組み合わせることで、イメージを表現できるようになりました。
・無地の作品
今はこの丸の複合紋様や、直線を組み合わせた紋様を多くの作品に描いています。
将来は、紋様を描かない無地の器で「ダイナミックな形」と「繊細な表情」を表現したい。
釉薬をかけた無地の食器のほかに、無釉焼締での「形」にも挑戦したい。
作品に込めたメッセージを、お客さまに伝えていけるようになりたいと思います。